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この記事では大量のスズメバチやミツバチの死骸の画像がでてきますので苦手な方はご注意ください
セイヨウミツバチの養蜂を始めて半年が経過しました。
一応ここまで順調でしたが、秋になりスズメバチの襲撃を喰らってしまい・・・
初経験の苦難に直面しましたが何とかできる対策を実施して乗り切れたので、実際に行った3つの対策をご紹介します!
セイヨウミツバチの養蜂を始めたばかりの方の参考になれば幸いです。
突然の襲来、天敵スズメバチ!

前回の記事で書いたとおり、9月のある日にミツバチの様子を見に行くとスズメバチの襲撃で悲惨な状態に驚愕しました。
よろしければスズメバチに襲来された記事もあわせてご覧ください。

対策1:粘着シート(手軽度・難易度:★★★☆☆)
![[西洋ミツバチ養蜂]スズメバチの対策3つ](http://trihoney.com/wp-content/uploads/2025/09/PXL_20250915_003006427-1-1024x771.jpg)

1つ目の対策はネズミ用の粘着シートです
ネズミ用の粘着シートに生きたスズメバチをつけると、スズメバチの習性で他のスズメバチが近寄ってきてどんどんと粘着シートにくっついて自爆していきます。
近くのホームセンターなどで手軽に入手でき、また安価なのもオススメできる点です。
しかし生きたスズメバチを粘着シートにくっつける作業に危険が伴います。
私は幸い刺されませんでしたが、スズメバチに敵とみなされると集団で襲ってくることがあるそうです。
あくまで私が感じたことですが「スズメバチはミツバチを襲うのに夢中になっている」ので後ろから粘着シートを近づけて数匹くっつけることに成功しました。
私は長い棒に粘着シートを貼り付けて、できる限り距離を取りつつ実行しました。もちろんそれでも緊張感があり怖かったのは言うまでもありません。
できる限りの防護服で臨むことオススメします!(私は軽装で臨んだので非常に怖かった)
対策2:入口を狭める(手軽度・難易度:★★★★★)

セイヨウミツバチの巣箱の入口をテープで狭めました。
どれほどの効果があったのかは定かではありませんが、スズメバチはミツバチの巣箱の入口に並んで襲っていたので思いついたアイディアです。
入口を狭めることでスズメバチの入口に並ぶ数を減らせること、またミツバチが出てくるスペースを限定することで被害の母数が抑えられるのではないかと。
スズメバチは巣箱の入口をかじって広げようとします、広げて中に侵入して直接襲いたいのです。
入口を金属加工などしていなく木の状態なのでスズメバチがかじって広げているのはわかりました。
少しでも狭めてかじられない場所を作れば、もしかしたらテープの位置を変えることで効果があるのではないかと思って実施した対策の一つです。
スズメバチ襲撃のペースをスローにできる可能性があるだけで根本的な対策にはなっていないことにご注意ください。
対策3:スズメバチ捕獲器(手軽度・難易度:★★☆☆☆)

ミツバチの巣箱に設置するスズメバチ捕獲器です。
粘着シートが非常に有効でしたが、やはりスズメバチがくっつくまでは襲い続けるので根本的な解決とは言えずもどかしい限りでした。
そこでスズメバチ捕獲器の購入を決意してすぐに調べ、ネット通販で探すと4000円~7000円程度の値段でいくつかの捕獲器を見つけました。
自分で作ることも考えましたが知識も乏しいので断念し、いくつか調べた中で秋田屋本店が販売している「長野式スズメ蜂捕獲器」に決めて購入しました。
お値段は6000円(税込)程度にプラス送料で8000円弱でゲットできました。

設置作業は非常に簡単で巣箱の入口の上に付属の金具をつけて捕獲器本体を引っ掛けます。(設置や取り外しが簡単なのも購入の決め手の一つ)
釘を2つ打つだけでしたがスズメバチがひっきりなしに来ている現場ですから怖かったのは言うまでもありません。

スズメバチに刺されずに設置成功!朝晩のスズメバチが活動的ではない時間帯を狙いました。
早速に憎きスズメバチは吸い込まれるように捕獲器にイン!
一度入ると出てこれず日中ならば数時間で餓死していきます。
これもスズメバチが飛び出すときに上方向に飛ぶ習性を利用して、カエシのついた部屋に入っていくという仕組みです。
捕獲器には巣箱の中に入らせないような仕組みのものもありましたが、実際に設置してみてこちらの捕獲器は非常に有効でよくできた仕組みのスズメバチ対策だと納得できました。
まとめ

セイヨウミツバチの養蜂にはスズメバチが天敵であるという情報は見かけていましたが、実際に襲われてみると一晩で数百~数千のミツバチがやられ、毎日それが続きました。
甘く見ていたのが正直なところでした。
初めて気づいたときには「あぁ終わった・・・」と思いましたが、巣箱の中に入られなかったので難を逃れて全滅には至らずラッキーでした。
すぐに粘着シートで対策して有効だったとはいえ、毎日のように大量のミツバチがやられて辛かったです。
襲撃開始から捕獲器の設置まで2週間程はただただ見守ることしかできませんでした。
もちろんミツバチが心配で頻繁にチェックし、私も刺される恐怖からスズメバチの羽音に敏感になり、家族には極力近づかないようにしてもらうというストレスな日々でした。
まだスズメバチは引続き来ていますがだいぶ数は減り、ミツバチは生き残りも多く、今年のスズメバチ襲撃は乗り切ったかなと思います。
もし養蜂を始めて準備をしている方がこの記事を読むことがあれば、秋が来る前に捕獲器を入手もしくは対策や準備をしておくなどを強くオススメいたします。
春からできるスズメバチを増やさないトラップで対策していた記事も合わせてご覧ください。







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